お彼岸ということで

お彼岸ということで、連休はお墓まいりに行ってきました。
義父が亡くなって、ひとり暮らしている義母を毎月訪ねるのですが、
私の母とも親しい義母なので、なるべく一緒に行動します。
滞在時間は限られていますし、その方が効率的且つ賑やかですので。

もう昨年のことで、記事にする間もなく年が変わってしまいましたけれど。

１０月に、夫婦で沖縄に旅行してきました。
そう何度も行けるものではないので、どうしても行っておきたかった場所。
それが、祖父の戦死した沖縄です。



ひめゆりの塔



平和記念公園



ここに祖父の名前が彫られていました。
献花して手を合わせる夫。





修学旅行の学生さんたち。



祖母は、たしか１００歳。
おかげさまで、元気に暮らしております。

義母が、祖母の家からアルバムを持って帰ってきました。
どこにしまい込んだか、わからなくなっていたそうです。

義母が探していたもの、それは亡き父に抱かれる幼き日の自分。
弟ふたりの三人姉弟の義母は、特に祖父に可愛がられたそうです。
殆ど記憶にない父の面影を、ずっと探していたんですね。
写真を手にとる義母は、本当に嬉しそうでした。

こんな１枚がありました。



祖母の父、曽祖父です。

戦前、まだ珍しかったオートバイに魅了され、
水谷モーター研究所というバイク屋を経営していたそうです。
人々は、
「ガソリンの匂いを嗅いできた」
と話したそうです。
この写真は、ちょっとかっこいいなと思いました。

戦争を知る人がどんどん少なくなり、語り継ぐ人も減ってきています。
義母のアルバムはとても貴重に思われ、
私が大切に後世に残していきたい、そんなことを考えるお彼岸でした。

コメント 8

その時代にバイクに乗ってるって凄いことですよねぇ

by (。・_・。)２ｋ (2017-03-22 02:57) 

カッコいいバイクですね～＾＾
アングルも！！
by じゅんぺい (2017-03-22 12:41) 

沖縄は戦争の色がいまも濃く残っていますね。青い空に 胸が更に痛くなりますね。
by みぃにゃん (2017-03-22 18:47) 

最後の1枚、恰好良いですね。
先日近所の美術館で「花森安治の仕事」という展覧会へ行ってきました。
「一銭五厘の旗」という題で、戦争を体験した庶民からの声を集めて
綴った1冊がありました。
戦争の話を聞く機会がないので、読んでみたいと思いました。
by みち (2017-03-23 01:03) 

とても良い味わいの昔の写真ですね。
時代を感じさせて、いいなあ。
by 八犬伝 (2017-03-24 22:10) 

最後の写真、オートバイのサイドカーでしょうか、
写っている方の表情がとてもいいですね・・・(^O^)
by ken (2017-03-25 10:16) 

かっこいい曾伯父様ですね！
今この時代に見ても素敵です。
by MURAMASA (2017-03-26 18:50) 

＞ (。・_・。)２ｋさま、そうなんですよ、貴重な１枚です。

＞じゅんぺいさま、これ見たときは「お！」と思いました！

＞みぃにゃんさま、やけに明るく平和な雰囲気が余計に切なくなるんですよね。

＞みちさま、この時代の写真が綺麗に保存されていることに驚きました。
今度、祖母のところに取材に行ってきます！（笑）

＞八犬伝さま、ですよね、私も同感です＾＾

＞kenさま、サイドカーがあるのかよくわからないのですが、バイクの種類はなんとかつきとめました。
真ん中後ろのハットの方とかね！
映画のワンシーンみたいで好きな１枚です。

＞ MURAMASAさま、亡き義父がよく話していたんです。
TTレースに出ていたとか、楽しい人生を送られたのだなぁと思います。
by kyon (2017-03-28 10:52)